2012年1月9日月曜日



シリベツ最高です。(映像製作はJTさん)

2011年DBR合宿旭岳・富良野岳



うーん!風強くたのしかった!

2011年1月2日日曜日

厳冬期 新年 羊蹄山!

(無声映像です)


元旦の夜、お雑煮を作っていたら、
悪友からメール。

明日(1/2)、羊蹄山の避難小屋まで行こうと。

前日夕方に冬山の電話かけてくるなんて・・・
と思いつつ、今年の羊蹄山は気になっていたので
二人で登ることに。


1/2 羊蹄山 真狩~避難小屋コース

真狩コース、テラスまではのんきな天気だったが、
1200m付近の尾根付近から風が吹いてきて、なかなかの厳しさ。
顔と手が久々に痛くなる、、これが冬山の感覚だと思うと、
なにやら嬉しくなって気合いが入る。


羊蹄山1250m、スキー金具を調節する相棒
向こうに見えるのは、洞爺湖と噴火湾。


急なアイスバーンの登攀になってくると、
スキーで登るのが難しくなってくる。
連れは、スキーアイゼンを持っているのだが私はなし。
おかげで微妙にスリップする斜面に苦戦・・・が、
なんとかエッジとシールとストックでバランスを取って
斜面を気合いで登攀。

こういうのを、
「絶妙なバランスで登る」というのだ、、、
と結構危ないのに、ひとり、たのしんだりする。

冬山を登る緊張感に勝る「生きる心地よさ」は、
他にあまり見当たらない。


9合目の大地に駆け上ったあと時間を見て、
当初予定のない山頂踏破を二人で欲張ってみた。
新年早々、厳冬期の羊蹄山の頂上を踏めるのは
なかなか出来ないことなので、烈風のなかでも顔がゆるむ。


1400に真狩方面の山頂に到達。
新年の握手を互いに交わしたあと、
いまだに捨てられず所持している
フォクトレンダー・フィルムカメラ15mmで記念撮影。

フィルムカメラは味わいという点で
記念撮影に向いている気がする。
最近はデジタルとは疎遠になりつつある自分がいる。
すべてのデジタル一眼カメラを手放した今、
趣味の範疇であれば、
あらゆる意味でフィルムがいいと思う自分がいる。

記念撮影後、
すぐに吹き飛ばされそうな風をかわしながら、
山頂小屋まで降りる。

小屋は入り口も煙突の出口も凍てついて、
泊まるのが難しそうだ。

こんな厳しい場所に小屋を建ててもらうと、
厳冬期は使いにくいので、
できれば1000mの台地ぐらいに
小屋を造ってくれればいいのに、、と相棒と激しく同意。


下山は、ガリガリの滑落斜面を一気に
1000mテラスまで600m以上、滑り降りる。

ゴーグル越しの眼下に鈍く光る洞爺湖と噴火湾を見下ろしながら、
細かいことを考えずに大滑降する気分は最高である。


テラスの休み場で相棒がチープな「袋」生協ラーメンに
おにぎりをぶち込んでコンロに火を入れた。
それを見た私は、
さらに魚肉ソーセージを丸ごと入れ込み、
コッフェルの中の汁は、
化学調味料サマの、あの、味わい深いダシとなった。


冬山における袋ラーメンは重要だ。
美食で肥えた舌を、あの学生の時のチープな感覚に
リセットしてくれるからだ。

思うに日本人は、ウマイものを食い過ぎている。
だから・・・これほどまでに堕落しすぎたのではないかと。
とみに厳しい冬山で激しく感じるのだ。





書いている途中でアホらしくなってきたので、やめます、、、
しかしながら最高の新年冬山スキー登山でした。
新年早々に羊蹄山の山頂を踏めるなんて、
今年は何かいいことありそう。

2011年1月1日土曜日

2011年 DBR合宿 in 富良野岳 




2010年、DBR合宿、富良野岳!

面白かった!

2010年4月5日月曜日

春山、強風、積丹岳

 


春の大滑降大会。  
土曜日は、イワオヌプリ 
日曜日は、積丹岳を滑ってきました。  


イワオも積丹も凄い風だったけれど、 
滑りは、かなり楽しくて 幸せ気分。  
強風に舞う雪が印象的。 


もちろん、みんなの滑りも刺激的。  




ところでお知らせです。  
「DVDアラスカ極北飛行」のブルーレイバージョンを 
発売することにしました。  
発売開始は、来月初め。  


先行予約(特典付き) を明後日あたりから開始します。  


どうぞ、お楽しみに。

粉雪的・八甲田動画

 


このあいだの八甲田ビデオです。 
(出来れば、YouTubeで720pで見てもらえるとよいです)  


アラスカ空撮用の新機材(TM700)導入テストもかねての撮影でした。 
本当は、もっと滑らかなのですがWeb公開はここまでが限界ですね。 


まあ、出来の方はともかく面白かったですし、 
みんなの滑りが気持ちよさそう。  


最近(ここ4年ほど)、
1人で孤独な仕事をしながら思うんですけれど、
やっぱり楽しむことが一番ですよね。  




八甲田山麓には、 「蔦温泉」という渋い温泉があります。
あの大町桂月がこよなく愛したこの温泉(お墓が近くにある)は
私のなかのNo.1温泉でもあり、
今回のトリップでもじっくり浸かってきました。
本当にシンプルでゴージャスで、深呼吸したくなる名湯です。


ああ、青森っていいなぁ・・と思うのですが、


しかし大町桂月は、


「富士山に登って山岳の高さを語れ、大雪山に登って山岳の大きさを語れ」
と言ったように いろいろと知った上で発言しており、


その点、私も北海道だけに限定せず、
ありとあらゆる日本の山を旅したいものだと思います。


ちなみに一緒に滑った友人が蔦温泉に使った時のつぶやき



「いやぁ、、本当にすべてを忘れられる山と温泉だ・・仕事だけでなく家庭も・・・」
男子には、本当にリラックスできる男仲間とフィールドが必要なんです。

八甲田遠征!(1)

3月26〜29日で青森にある八甲田山に滑りに行ってました。
高田大岳から八甲田大岳方面を望む
弘前大学時代に、結構登っているこの山域も 卒業してからご無沙汰(なんと15年ぶり!) であったので、大変楽しみでありました。 おもえば当時はまだ冬山でパウダーを滑るという行為は それほどメジャーではありませんでした。
酸ヶ湯の駐車場から・・超好天!
現在よく耳にするバックカントリーという言葉すら あまり聞かない大学時代、 私は細いピンクのカザマスキーにジルブレッダ404を装着して、 パウダーをこっそり楽しんでいたのを思い出しながら 八甲田酸ヶ湯に2日酔いと寝不足の状態で降り立ちました。 (前夜、苫小牧から夜間フェリーで八戸まで激しい宴会で睡眠時間、2時間弱・・・)
メンバーは、我が国の国防を担う人たち
メンバーは、北海道の6名と青森の3名。
相変わらず凄い体力と滑欲を持つワイルドな人たちです。 (Team dbrメンバー)
この人達のおかげで、
かなり楽しい激しい北海道ライフをおくっています(笑)
地獄沢です(奥に見えるのが八甲田の主峰、大岳)
酸ヶ湯から夏道沿い(といっても道はない)に
仙人岱ヒュッテ方面を目指す。
歩く左右に、美しいダケカンバと松の木が立ち並んで心が和む。
とにかく天気がよいので、
新機材での撮影よろしく(借り物ですが)
八甲田の景色をたっぷり堪能しました。
それにしても自分は無類の逆光好きなんだなと思うわけです。
気が付けば、こういう写真を撮っている・・・(笑)
みんなガンガン登ります。
ほとんど休憩なんてありません。
しかし、、、
大岳直下のコルまで来た時、天気が悪くなり、
時には、スキーを脱がなくては登れないハードパックバーン、
大岳アタックの時には、完全に太陽は隠れて
猛吹雪になりました。
晴天から猛吹雪になるまで、そうだな、、、30分ぐらいかな?
八甲田山域は、過去に遭難騒ぎが多発しており、
私の後輩も、ヘリ救出されてテレビ出演するなど
なかなか気合いの入ったヤバイ山です。
それほど、高くない(一番高くて1500mちょっと)なのに
なぜ遭難が多いのか?それは比較的平坦な地形が続いて、かつ
山域のある場所が、悪天の巣で天候の変化が急すぎる
というところから来るのでしょう。
こりゃ、まずいな。
と思ったらすぐにRTB
ということで、頂上目前で180ターン。
(今回のメンバーは、全員がリーダー級なので意思疎通もラクでした)
スキーとボードに履き替えて
大岳の南東斜面を恐る恐る降りてゆく・・・
雪面は、クラストしているのか深雪なのかも分からないぐらい
フラットな見え方で、滑りにくい。
滑ると案の定クラック多発で、とにかく這松の中を滑る。
そしてコルまでたどり着く。
過去に仙人岱ヒュッテが見つからず、
ビバークする事例をいくつも知っているので
早く仙人岱ヒュッテまで戻らねば、
という気持ちでいろいろと考える。
冬山は、過去事例に学ぶところから始まるんです。
仙人岱ヒュッテまでのフラットな地形を歩くこと、数十分。
吹雪は強いものの比較的視界は効き何事もなく到着。
そして安堵の仙人岱ヒュッテ。
(なぜかTシャツの人もいます)
安心しながら、1時間ほどヒュッテで休み
ラーメンを食べて、下山。
ほとんど視界のない強風の中、
青森チームの適切なガイドで
酸ヶ湯に到着しました。
(青森チームの3人!ありがとう!)
最後は、八甲田名物、除雪車のお出迎えサービス。
このあと谷地温泉に移動し、
冷えた体を湯浴みなどせんとして宴会へ突入せん・・
土佐日記よろしく、飲んで食べて温泉に浸かりました。
これぞ、東北の由緒正しき楽しみ方でしょう。
(それにしても、旨い酒と美味い鍋が出てきた・・・もてなしありがとう!!)
最近、1人仕事で溜まっていたストレスが
湯けむりとともに、何処かへ消えてゆきました。
明日は、高田大岳です。
次も凄いです。
つづく